虫歯治療
虫歯について

虫歯とは
虫歯は、歯が少しずつ溶かされていく病気です。
お口の中には多くの細菌が存在しています。その中でも虫歯の原因となる細菌は、食事に含まれる糖分をエサにして酸を作り出します。この酸によって歯の表面(エナメル質)が溶かされることで、虫歯が始まります。
むし歯は放置しておくと、どんどん悪化していってしまいます。
歯が痛む、冷たいものがしみるなどの違和感を感じたら、早めに治療を始めましょう。
また、治療が終わったからといって再び元の生活に戻ってしまうと、むし歯を再発させる可能性があります。お口の健康を長く維持していただけるように、ぜひ治療と共にメインテナンスにもご来院ください。
虫歯の原因
「甘いものを食べないから虫歯にならない」というわけではありません。ご飯やパンなどの炭水化物も糖質に変わるため、毎日の食生活や歯みがき習慣、唾液の量や質、歯並びなど、さまざまな要因が重なって、虫歯は発生します。
虫歯の原因菌は多く存在することがわかっていますが、その代表はミュータンス菌とラクトバチラス菌です。これらの菌は、栄養素として糖(スクロース)を取り込み、増殖していきます。そして、酸を産生してエナメル質を溶かしていくのが、虫歯の正体です。

エナメル質はpH5.4以下の状況になれば溶けていくことがわかっているため、お口の中をそれ以上の環境にしていれば虫歯にならないことになります。
また、虫歯はだいたい1ヶ月で発生することもわかっています。そこで、酸性に傾いたお口の中を中和するのに役に立っているのが唾液です。唾液には、殺菌作用の他に緩衝作用、洗い流し作用、希釈作用などがあり、いったん溶けかけたエナメル質を正常な状態に戻す(再石灰化)のに大きな役割を果たしています。
当院の虫歯治療の特徴

当院の虫歯治療は、できる限り神経を取らなくて済むような治療を大前提として行います。
小さな虫歯であれば虫歯を適切に除去し、詰め物や被せ物で治療を行うことができます。
大きな虫歯の場合でも、「深い虫歯=神経を取る」のではなく、可能な限り歯の神経が残すことができるよう治療を行います。
痛みに配慮した虫歯治療
「歯医者は痛い」という不安を少しでも軽減できるよう、痛みに配慮した治療を心がけています。
歯科治療に苦手意識をお持ちの方の多くは、「治療中の痛み」や「麻酔の注射が痛い」という経験から、不安を感じていらっしゃいます。
初台デンタルオフィスでは、患者さまが安心して治療を受けられるよう、できる限り痛みを抑えるためのさまざまな工夫を行っています。
表面麻酔で注射の痛みを軽減
麻酔注射の前に歯ぐきへジェル状の表面麻酔を塗布し、針が刺さる際の痛みを和らげます。表面麻酔を塗ることで、麻酔の針をさすときの「チクッ」という痛みの感覚が軽減します。

極細の注射針を使用
麻酔注射には、できるだけ細い「35G」という注射針を使用しています。針が細いほど、刺すときの刺激が少なくなり、痛みを感じにくくなります。
また、表面麻酔を併用することで、注射時の負担をさらに軽減できるよう努めています。

電動麻酔器により麻酔液を
ゆっくり注入
麻酔液を急激に注入すると痛みを感じやすくなります。そのため、 当院ではコンピュータによる自動制御のできる電動麻酔器により圧力がかからないようゆっくりと麻酔を行い、不快感をできるだけ少なくするよう努めています。
また、麻酔を行ってからすぐに治療を始めてしまいますと、麻酔がきちんと効いていなくて痛みを感じてしまうことがあるため、麻酔が効いたことをしっかりと確認してから治療をはじめます。

虫歯の治療方法と治療期間
虫歯の治療法と治療期間は、虫歯の段階(C1~C4)によって異なります。
治療の流れ
C1:エナメル質内の虫歯
虫歯が歯の表面のエナメル質にとどまっている初期段階です。痛みやしみる症状はほとんどなく、自分では気づかないことが多いため、定期検診で発見されるケースが多くあります。
治療内容
虫歯がごく初期の場合は、フッ素塗布やブラッシング指導などで経過観察を行うことがあります。削る必要がある場合でも、ごく少量だけ削り、コンポジットレジン(白い樹脂)で修復することが一般的です。

C2:象牙質に達した虫歯
虫歯がエナメル質の内側にある象牙質まで進行した状態です。冷たいものや甘いものがしみたり、食事中に違和感を覚えたりすることがあります。
治療内容
虫歯部分を丁寧に取り除き、進行範囲に応じてコンポジットレジンやセラミック・銀歯などの詰め物・被せ物で歯の機能を回復します。

C3:歯髄(神経)に達した虫歯
虫歯が歯の神経(歯髄)まで達した状態です。何もしなくてもズキズキ痛む、夜眠れないほど痛むなど、強い症状が現れることがあります。
治療内容
神経を残せる可能性がある場合は歯髄保存治療により保存を検討しますが、根管治療(歯の神経の治療)が必要な場合も多くあります。その場合は根管内をきれいに消毒した後、被せ物で歯を補強します。

C4:歯質が失われた虫歯
歯の大部分が崩壊し、歯根だけが残っている状態です。神経が壊死して一時的に痛みがなくなることもありますが、炎症が起こると歯ぐきが腫れたり、強い痛みが出たりします。
治療内容
歯を残せる可能性がある場合は根管治療を行いますが、保存が難しい場合には抜歯を検討します。抜歯後は、ブリッジ・入れ歯・インプラントなど、お口の状態に合わせた治療をご提案します。

治療期間について
| 虫歯の進行度 | 治療回数の目安 |
| C1 | 約1回 |
| C2 | 約1~2回 |
| C3 | 約3~6回(根管治療が必要な場合) |
| C4 | 数回~10回程度(症状や治療内容による) |
早期治療が負担を少なくします
虫歯は早い段階で治療を行うほど、歯を削る量が少なく、治療回数や費用も抑えられる傾向があります。
反対に、進行すると神経の治療や抜歯が必要になることもあり、治療期間も長くなります。
初台デンタルオフィスでは、できるだけ患者さまのご負担を少なくできるよう、治療内容や期間について事前に分かりやすくご説明し、ご納得いただいたうえで治療を進めています。
また、お忙しい方にも通院しやすいよう、効率的な治療計画をご提案いたします。
虫歯の予防法について

毎日のセルフケアが虫歯予防の
基本です
虫歯は一度治療しても、生活習慣やお口の環境によって再発することがあります。そのため、治療だけでなく「予防」を継続することが大切です。
正しい歯みがきを身につける
毎日の歯みがきで歯垢(プラーク)をしっかり取り除くことが、虫歯予防の基本です。歯ブラシだけでは落としきれない部分は、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると効果的です。
食生活を見直す
糖分を含む飲食物を頻繁に摂ると、お口の中が酸性の状態になり、虫歯になりやすくなります。間食の回数を減らし、規則正しい食生活を心がけましょう。
フッ素を活用する
フッ素には歯質を強くし、初期虫歯の再石灰化を促す働きがあります。フッ素配合歯みがき剤の使用や、歯科医院でのフッ素塗布もおすすめです。
定期検診・クリーニングを受ける
初期の虫歯は自覚症状がほとんどありません。定期検診では虫歯や歯周病の早期発見だけでなく、ご自身では落とせない歯石やバイオフィルムを除去し、お口を健康な状態に保ちます。
初台デンタルオフィスでは、一人ひとりのお口の状態に合わせた予防プログラムをご提案し、虫歯になりにくい環境づくりをサポートしています。